収録作品
『夜行馬車』
舞台は19世紀イギリス。ある夜、馬車の運転手は、幽霊が出るという噂が絶えない「呪われた山道」を通りかかる。運転手はそこで真っ白なドレス姿の女の幽霊を目撃してしまう──。
『たすけて』
肝試しのため心霊スポットの森を訪れた大学生たち。やがて廃墟の井戸の中から「た……す……け……て……」という女のうめき声が聞こえて……。"まさかの結末"に鳥肌必至!
『幽谷橋』
とある山奥にあると噂される自殺の名所「幽谷橋」。オカルトライターは、その場所を求めて、タクシー運転手に話を聞く。予想外の展開が待っているとも知らずに──。
『カラス男』
アイドルが遭った悪質なストーカー被害。真っ黒なフードに、カラスのくちばしの形をした不気味なマスク……「カラス男」と呼ばれるストーカーは、世間を騒がせる通り魔だった──!
『金縛り』
金縛りに悩まされる男。動かない体、覚醒した意識、そして……隣に立つ黒い人影。やがて彼が知ることになる、背筋を凍らせる真実とは──!?
『呪物、売ります』
呪物を収集することに取り憑かれた男は、ネットで売られていた特級の呪物、“呪いのお札”を手に入れてしまい……。
『交霊会 本当にあった心霊体験集』
真夜中の廃校で、霊を呼び寄せると噂の禁じられた儀式「交霊会」をするため集まった女子高生たち。儀式の手順に従い、彼女たちは順番に怖い話を語っていく……。果たして、本当に霊は現れるのか──?
著者プロフィール
中澤 太翔
Takeru Nakazawa
1997年生まれ。
17歳で執筆した初の推理小説『ヴィーナスの残像』で高校3年生で作家デビュー。
2023年、YouTubeチャンネルを開設。ホラー小説の映像化作品を投稿を始める。同名の原作小説を映像化した『交霊会 本当にあった心霊体験集』は、東京各地の怪談イベントで上映されるなど話題を呼んでいる。
代表作に『交霊会 本当にあった心霊体験集』『アリスの遊園地』等多数。
最後の一行で鳥肌が止まらない!
ホラー作家・中澤太翔の究極のホラー短編集
あなたはこの恐怖に最後まで耐えられるか?